フラストレーション、むりやり抵抗せずに受け容れることである
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【フラストレーションということばの意味】
「フラストレーション」とは、
日本語の辞書には、
欲求不満と出ている。
「frustration」、
英語の辞書では、
最初の意味として挫折・失敗
とある。
挫折・失敗から派生して
欲求不満になったのか。
心理学用語のようである。
【フラストレーションの原因は?】
画:猫島商会さん
フラストレーションの
原因は様々だろう。
しかし、
切っても切れないものに
ストレスがある。
細かいストレスが溜まり、
フラストレーションに膨れあがり、
爆発する。
何事も積もらせてはならない。
少しずつのことでも
積もり積もれば山となる。
と言われるように、
積もって良いのは
努力や日々の平安であろう。
ましてや
ストレスなどを
積もらせてはならない。
従ってフラストレーションの
原因の解消が必要となる。
【様々な解消方法】
それを避けるために
飲んでくだを巻き、
身体を動かし発散する。
気分を切り替え、
趣味で発散する。
これらもある意味で
フラストレーションを
膨らませずに生きようとする
知恵なのだろう。
それらができないと危険でもある。
少なくとも
何らかの解消方法をとる必要はある。
【蓄積させないこと】
何の解消方法も講じないで
鬱積したフラストレーションを
吐き出せないでいると、
様々な形で爆発する。
外に爆発すれば
いざこざを起こしたり、
極度な場合は、
犯罪に及んだりすることもある。
内に抱え込むと、
健康に影響する。
度重なるフラストレーションを
身体だけで吸収しようとすれば、
心臓をアタックしたり、
胃や肝臓に大きな影響を与えたりする。
なにしろ
フラストレーションを溜めないこと。
これにつきるだろう。
そのためにはどうしたら良いのだろう?
【フラストレーションがなかったら】
フラストレーションを溜めない
ようにするにはどうするかを、
逆にフラストレーションの
ないような環境だったら、
人間どうなるのだろうか、
と考えてみる。
おそらく欲求もなくなり、
感動も共感もしない
無味乾燥な社会になってしまうだろう。
ストレスと一緒で、
まったく不要なものではないと思う。
あるていど必要であり、
それをバネに
新たな発見や発明があるのも否めない。
しかし一番悪いのは、
人間関係の中で生まれる
フラストレーションだろう。
他のことなら改善する余地があっても、
人間関係のこじれは、
それほど単純ではない。
ときに、憎悪の念になったり、
夫婦間であれば、
具体的な離婚という形になったりする。
他人はよくいう、
話し合えば、と。
そんなレベルであれば、
離婚も紛争もないだろう。
【むりやり抵抗せずに受け容れることである】
社会的なもの
個人的なもの、
様々なフラストレーションがある。
解決策のひとつとして
これにあまり抵抗しないこと
である。
人間であれば、
当然あるものだとして
受け容れることである。
自分で、自分でと言って
真っ向から受け止めずに
何事も与えられたものとして
淡々と受け容れることが肝要である。