勘違い、うば桜ってどういう意味?
今朝、朝食どきにかみさんが、
変な質問をしてきた。
「姥桜(うばざくら)ってどういう意味?」
突然の質問に、
私は比喩
(ひゆ:物事の説明に、
これと類似したものを借りて表現すること)
言葉だとばかり思っていたので、
「色気づいた老いぼれたばあさんのことさ」、
というと、
「ほんとう?」、
と信用がない。
「桜の名前じゃないの?」
「桜の名前じゃないよ」、
と答えると、
「私は夫の言ったことを信用するんだから、
間違いのない答えかたをして」、
という。
「はっきり分からなかったら、
いい加減なことは言わないで」、
とも言われた。
「まあ、正確ではないかもしれないが、
大きく外してもいないだろう」、
といい残して出勤した。
会社においてある辞書や、
電子手帳の辞典をひいてみると、
かなり違う。
帰宅し、
早速電子広辞苑をひいてみた。
明らかに違う。
姥(うば)桜とは名称だった
葉よりも先に花を開く桜の
通俗的総称だった。
葉(歯)なしの桜
からきているようだ。
彼岸桜や染井吉野なども
この部類に入る。
また、娘盛りがすぎてもなお、
美しさが残っている年増。
女盛りの年増。
ともあった。
これが私の答に無理やり近いといえるかな?
いや、言えないな。
いずれにしても、
きちんと調べずに、
安易に答えた自分を反省した。
私は記憶力の良い方ではない。
むしろ悪い方だ。
知識も決して豊富などといえたものではない。
私なんてこんなものか、
とも思ったが、
この単語に関しては
一度も意味を調べたこともなかったし、
感覚的に理解していただけであった。
完全な勘違いだった。
必要ならば嫌いなことでも我慢して、
きちんと調査をしなければ、
書いたものが信頼性に欠けた、
不確かな作品になりかねない。
これからは、
そこまでやるか!
と思われるくらい、
辞書をひきながら書くことにする。
【後 述】
この話は
かなり昔の話なのであるが、
私は相変わらず
この時と似たような
状態である。
調べ物は
相変わらず
苦手である。
本当に
そんなことを
言っていてはいかんのだが……